とりかえばや語り

「とりかえ・ばや」について語るブログです。

とりかえばや ネタバレ感想! 「episode51.賭け」

月刊flowers(2016年11月号)掲載、さいとうちほ先生の「とりかえばや」第51話、

「episode51. 賭け(かけ)」の感想です!

前回の内容

主上がお渡りになってからの事を何も覚えていない沙羅に、主上が沙羅に口移しで水を飲ませた事を教える十良子。

恥ずかしさのあまり突っ伏してしまった沙羅に、十良子は伊予の命婦が急な里下がりを申し出て出て行った事を報告します。

一方、内裏の中庭?で、主上が弓弦親王に弓を教える様子を見学していた梅壺。
そこへ弓弦親王が弓につがえていた矢が主上に向かって飛んでいく事故が起こります。

弓の練習が中断され、席を立とうとした梅壺の元へやってきた式部卿の宮は、
「昔、野行幸の時にも同じ事がありましたな。」
と梅壺に話しかけ、かつて弓矢傷を負ったのが沙羅双樹の侍従であった事を思い出す梅壺。

式部卿の宮と梅壺のやり取りを聞いていた銀覚は、沙羅と睡蓮の入れ替わりの秘密に気づきます!

その後、沙羅の元へと押し入り
「秘密を明かされたくなければ宮中を出て行け!」
と脅す銀覚!

その頃、鞍馬山では、御堂と地下で繋がっていた洞窟内で、睡蓮が遂に銀覚の呪詛の証を発見します!

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銀覚の呪詛の証拠(角のある骸骨、主上・朱雀院・東宮の名前が書かれて釘が打ち込まれている木人形、御札)を遂に手に入れた睡蓮!

一刻も早く銀覚を失脚させる為、証拠の入った包を胸に抱いて寺を後にした睡蓮は、追っ手を撒く為、従者達を他方に分散させます。

しかし、薙刀を持った追手の僧兵達が睡蓮の後方を走る従者にとうとう追い付いてしまいます!

羽交い締めにされて引き倒される従者の頭上に、僧兵の持つ薙刀が光った次の瞬間、木の棒で僧兵に殴り掛かって二人の間に割り込む睡蓮!

僧兵の手から落ちた薙刀は近くの谷へと落ちていき、睡蓮の助けによって難を逃れて前のめりに倒れた従者の前に、睡蓮が抱えていた呪詛の証が入った包が転がります。

頭から流血し、逆上した僧兵が睡蓮を羽交い締めにして首に手をかけますが、僧兵と揉み合う睡蓮の「自分に構わず包を拾って先に行け!」と叫ぶ声に、包を拾って駆け出す従者!

僧兵と揉み合って四つん這いになった睡蓮は僧兵を蹴飛ばしてその手から逃れたものの、そのまま体制を崩して谷へと落下してしまいます!!

(沙羅…!!)

心の中で沙羅の名前を叫び、そのまま真っ暗な谷へと落ちて行く睡蓮!!


(睡蓮―!!)

目を瞑り、力無く倒れている睡蓮の姿を夢に見た沙羅は、涙を流しながら目を覚まします。

身を起こして荒く息を吐き、睡蓮に何かあったのではないかと不安に駆られる沙羅。
そこへ十良子がやってきて、主上から再三お尋ねがあるとして、今日の出仕予定について尋ねてきます。

無言のまま再び床に横になった沙羅は、

・宮中から退出するべきか?
・しかしそれでは睡蓮との入れ替わりを認める事になり、銀覚の脅しに屈する事になる。
・かと言って主上に相談すれば、脅されている理由を問われるかもしれない…

と思案した後、八方塞がりの事態に拳で床を叩くと、心配そうな十良子に向かって、
「夢見が悪かったので今日は大人しくしている。」
と告げて床に顔を伏せてしまいますが、そんな沙羅に吉野の宮から届いた文を差し出す十良子!

吉野の宮からの文には、睡蓮が銀覚の呪詛の証拠を手に入れる為に鞍馬山に入山した事が記されてあり、

宮自身も同行すると申し出たものの、万が一にも二人共捕らわれてしまった時の事を考えて、吉野で無事を祈るように睡蓮から頼まれた事、
必ず証拠を手に入れて来ると告げた睡蓮が、以前に比べて見違える程たくましくなったのが喜ばしく、そんな睡蓮に希望を見出している事が綴られていました。

文を目にした沙羅は、昔から外見に似合わず冷静で豪胆な面を持っていた睡蓮の事を思い出すと、もうしばらく待てば睡蓮と吉野の宮が決定的な証を持ってきてくれるのでは無いかと希望を持ち、

とりあえずは、これ以上銀覚が自分を宮中から追い出す画策をしないように大人しくさせねばならないと考えて、睡蓮と吉野の宮の二人を信じて、今出来る事をしようと決意します!


身支度を整えた沙羅は、弓弦親王の元へと向かいますが、親王の元に銀覚が居るかもしれないと反対する十良子と女房達。

沙羅の警護の為に主上から遣わされた怪力揃いの3人の女房達は、前回銀覚が御簾を上げて沙羅の元へ押し入った無礼について、

「行ってはなりません!」
「主上に訴えましょう!ただではすませません!」

と怒りに目を釣り上げながら沙羅を引き止めますが、今日は親王の元に銀覚が居ない事を承知済の沙羅は笑顔で女房達を制すると、弓弦親王の元へと歩みを進めます。

弓弦親王に面会した沙羅は、元々体が弱い為、今度行われる東宮の最後の役目である大祓の後に里下がりをするつもりであると嘘をつきます。

沙羅の言葉に驚いた弓弦親王は、また戻って来るのかと尋ねてきますが、「さあ」とはぐらかす沙羅。

「主上の女御となって戻って来られよ!」
真剣な目でそう訴えてくる弓弦親王に、自身のついたこの嘘が必ず銀覚に伝わる事を確信する沙羅ですが、

「主上の御心はわからない」と答えた沙羅の言葉に顔を背けてしまった弓弦親王は、

「心細くなる。自分に姉が居たらこんなにお優しい御方ではと何度も思った。」
と涙を零します。

弓弦親王の言葉に胸がつまり、「自分も弟のように思っていた」と返した沙羅は、本当は弓弦親王に産まれなかった石蕗との男児を重ねており、弓弦親王を欺いてしまった事を心の中で謝罪します。

本当は里下がりなどするつもりは無く、これはただ銀覚を油断させる為。

睡蓮と吉野の宮が証拠を持ってくるのが早いか、銀覚が自分達の入れ替わりの秘密を明かすのが早いか―。

睡蓮と吉野の宮に賭けると心に決める沙羅!


日は変わり、久しぶりに梨壺を訪れた沙羅。

大祓の行事と東宮の廃位が重なって忙しない様子の梨壺内を見て、吉野の宮からの文を東宮に見せるべきかどうかと悩む沙羅でしたが、そこへ、沙羅を見つけた三の姫が声を掛けてきます。

冗談を言い合って笑い合い、久しぶりの再会に話が弾む二人でしたが、
「話しておきたい事がある。」
と沙羅が打ち明け、二人は沙羅の住まう承香殿に場所を移します。

沙羅から見せられた吉野の宮の文を目にし、東宮が銀覚に呪詛されて居た事実を知った三の姫は、

「東宮様の体調が優れない事をおかしく思っていた!弓弦親王の後ろ盾がまさか…!」
と声を上げますが、それを制してまだ確たる証拠が無い事を告げる沙羅。

「これが真実なら東宮様が廃位する必要など無い!」
と言い切る三の姫に、沙羅は、

「証拠を手にするまで事態は変わらない。それならば、東宮様が”最後のお務め”として選んだ大祓を立派に勤め上げられる事だけを祈ろう。」
と語ると、

「三の姫も右大将と吉野の宮の二人を信じて待っていて欲しい。貴方は一人では無く、我らも東宮様をお守りする同志」だと続けます。

沙羅の言葉に胸を打たれ、唇を噛み締めた三の姫は、以前東宮の廃位を取り下げて貰うよう一緒に動いて欲しいと持ちかけた時に沙羅が賛同しなかった事を持ち出すと、

あの時は少し沙羅を恨んでしまった。浅い考えであったのを許して欲しいと謝罪します。

そのまま沙羅の胸に頭を預け、「恥ずかしい…」と悔やむ三の姫に、

「決してそんな事は無い」と告げる沙羅!

ようやく笑い合う二人ですが、そこへ十良子が再び吉野の君からの文を届けに来ます!!


朱雀門の前に立ち尽くす僧侶姿の吉野の宮―!

都を離れて久しい吉野の宮は、東宮が大祓を行う予定の朱雀門に、主上と東宮の加護を願います。

祈りを終えて歩き出した吉野の宮ですが、そこへ吉野の宮の名前を呼び止める声が聞こえます!

声の主が沙羅だと思い込み、目の前に止まっていた牛車の入口にかかる布を開いた吉野の宮ですが、牛車に乗って居たのは沙羅では無く三の姫でした!

初めて会う三の姫に名を尋ねる吉野の宮。

三の姫は、自分は東宮の尚侍であり、沙羅が主上から内裏を出るのを禁じられている為、代わりに自分が来た事を説明します。

「禁じられている?」と聞き咎める吉野の宮に、沙羅が何者かに襲われて手負いになった事を説明する三の姫。

しかしまたしても「手負い?」と聞き咎める吉野の宮に、既に沙羅が回復済である事を三の姫が慌てて答えると、吉野の宮はようやく安心して息をつきます。

そんな吉野の宮に見惚れて頬を染め、じっと見つめてしまう三の姫。
吉野の宮もまた三の姫をじっと見つめ返してしまいますが、女性の顔を凝視してしまった事を詫びて直ぐに顔を逸らす吉野の宮と、「自分こそ」と返す三の姫。

吉野の宮は、東宮を守る三の姫の事は沙羅から聞かされていた事を口にすると、物騒な場所まで来て貰った事を改めて謝罪しますが、三の姫は宮の謝罪を遮り、沙羅から託された文を差し出します。

沙羅の文には自分が直接会いに来る事が出来ない事を詫び、都に帰らぬと心に決めているはずの吉野の宮が出向いて来る程の重大事なので、女房では無く信頼の置ける三の姫に使いを頼んだ事が記されていました。

沙羅が三の姫を強く信頼している事を知った吉野の宮は、沙羅への文をしたためる間待って欲しいと三の姫に微笑みかけます。

赤面してしまった三の姫は、真剣に文をしたためる宮をそのままじっと見つめ続けます!

文をしたため終えたた吉野の宮は、沙羅に渡して欲しいと、銀覚の呪詛の証を三の姫に差し出し、喜んで呪詛の証を受け取る三の姫でしたが、

これは自分では無く睡蓮(右大将)が命がけで手に入れて睡蓮の従者が届けてくれたもので、睡蓮自身は行方知れずとなっている事を告げる吉野の宮!

宮の言葉に衝撃を受ける三の姫―!!

次号に続きます!!

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感想

51話掲載の「月刊flowers 11月号」

前回、もう手に汗握る!ような展開で睡蓮が呪詛の証を手にし、今回は一刻も早く吉野の宮の元に睡蓮が呪詛の証を届けてくれる事を超絶期待していました…が!!
(前回ラストで「二手に別れる!」って言ってたのに、今回の冒頭で三方に散ってたのがちと気になりました!w)

やはりそうそう上手く事が運ぶはずは無く…。

あっという間に追いついて来た僧兵に捕まってしまった睡蓮の従者!
そしてその従者を助ける為に睡蓮が木の棒で僧兵に殴りかかり、僧兵の手から離れた薙刀は谷底へ!

と、ここで意味有り気にキラキラ光りながら落ちていく薙刀に、

「ハ、ハーン…ここで睡蓮の肩に傷…付いたね!?」(・∀・)
と思わざるをえませんでした!ww

だってー!薙刀の刃がギラッて光ってー!
僧兵に殴りかかった睡蓮の左肩になんか集中線が引かれて、あいや注目!ってなっててー!
その後も薙刀の刃が意味ありげにキラキラ光りながら谷底へ落ちてってるんだもーん!!

「もうコレは間違いない!」と思いつつw ページを捲りましたらば!!

なんと睡蓮が谷底へまっさかさま!!

うっそーん!!

さらにページを捲ると、そこには満点の星空に浮かんでいるように目を瞑る睡蓮の姿が!
(しかも潜入姿じゃなくてなんか特別な装束に見える!うえに冠ナッシング!)

えー!!星空って!!
コレ完璧死亡フラグじゃね!?Σ(゚д゚lll)

と、しばしこのページ(見開き)を見つめたまま考え込んでしまいました…。

「絶対に睡蓮が死ぬハズは無い!!コレはミスリードだ!」
と思う反面、お星様になっちゃった可能性も捨てきれず…。

でもやっぱ睡蓮が死ぬハズは無い!
と、ドキドキしながらそう結論付けときました!w

そうして、吉野の宮からの文で睡蓮が鞍馬寺に潜入した事を知った沙羅は、睡蓮と吉野の宮が呪詛の証を持って来てくれる事を信じて、銀覚がこれ以上画策をせぬよう行動に出ます!

そんでなんで弓弦親王に会いに行ってんの?と思いきや!

沙羅は弓弦親王に「里下がりをする」と嘘をつき、弓弦親王経由で銀覚に自分の情報が流れるようにして、
「銀覚の脅しに屈して宮中から出ていくのだ」と思わせて時間を稼ごうとしたんですねー!!

初めて弓弦親王が登場した時はまだどんな性格かもわからなくて、麻呂みたいな眉毛に無表情なのを見て
「まった変なキャラ出てきたー!」
と、訝しんでモヤモヤした思いを抱いていたんですがw

すっかり沙羅を慕うようになって、自分の立場(東宮候補)が脅かされるかもしれない可能性があるのに、「主上の女御になって戻って来て!」って真剣に訴えて沙羅との別れを寂しがり、

「姉のように思っていた」と涙を零す弓弦親王の姿に、「ああ、ほんとに悪い子じゃないんだなー」と、なんだか切なくなってしまいました…。

沙羅自身も、心の中では弓弦親王に産まれなかった石蕗との子供を重ねて見て居て、ここら辺は見ていて凄く心苦しく感じましたね…。

そうして今度は梨壺を訪れた沙羅!

がしかし今回は東宮様は登場せず(ちと残念)、三の姫にだけ銀覚の事を打ち明けます!

三の姫と沙羅は本当にいい関係になりましたねー。

当初は何かと沙羅に張り合ってきて、主上を巡るライバルキャラポジションだったのでモヤモヤした物を抱えていましたが、すっかり沙羅と打ち解けて軽口を叩きあったりしている様は見ていてとっても微笑ましいです!

今回沙羅から「同志」だと言われた事に「キューン!」ってなって、過去に沙羅を恨んだ事を告白した三の姫がなんだかとってもいじらしかったです!(でも以前も思ったけど沙羅との距離が近過ぎるからーっ!!百合ーっww)

とそこへ再び届いた吉野の宮からの文!!

その後、朱雀門の前に立つ僧(の顔が笠に隠れてしばらく見えなかった)に場面が移りますが、

「コレは絶対に吉野の宮に違いない!!」(*゚∀゚)=3
と思っていた所、やっぱり大正解ー!!

(でもちょっと「お恵みを~」って群がってくる人を蹴飛ばすのは酷いと思いました^^;)

そこで吉野の宮を呼び止める声!!
がしかし、宮に会いに来たのは沙羅では無く三の姫でした!!

宮に見惚れて頬染っぱなしの三の姫に、

「ハハ~ン、三の姫、宮様に惚れちゃったね?」(゚∀゚)
と微笑ましくてw

「コレはフラグキタ━━(゚∀゚)━━!! 」
と思わずニヤニヤしてしまいました!ww

しかしそんなドキドキ展開から急転直下!

なんと崖から落ちたまま、睡蓮が行方不明となっている事が判明するという極悪な?引きーっ!!

えーっ!!どうなるのーっ!!

とは思いつつ、やはり主人公である睡蓮が死ぬ事は絶対に無いと思いますので、そこは安心して次回を待ちたいと思います!

次号、「月刊flowers 1月号」は11月28日(月)発売予定です!!

先月号に引き続き、「さいとうちほ先生描き下ろし年賀状」の全サキャンペーン開催中!
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